現場ブログ

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2階の部屋を2部屋から3部屋にしたいとお施主様からの希望があり階段の位置を変更することになりました。その為に基礎工事が必要となりました。と同時に耐震補強壁にもなります。写真は基礎の下になるベースコンクリートの土間の掘り起こしです。これに鉄筋を配筋してコンクリートを流します。固まった所で型枠を組んで立ち上げにコンクリートを打って仕上げて行きます。
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隣地とのスペースを取りたいという事で、減築になりました。既存基礎と緊結する為、差し筋していきます。増築、増築を繰り返しているので換気口が少なく、床下の換気状態が良くありません。今は床を剥がしてしまったので地面は乾いていますが、現場調査で床下の状態はジメジメで良くない状態でした。新しく作る基礎は風が入るようにして床下の環境を良くします。さらに防湿シートを敷いて湿気を上げないようにしていきます。シロアリ、腐食が出ない環境づくりが肝要です。
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リセット住宅耐震構造見学会を行いました。リセットという意味は直訳すると元に戻す。①今まで使用した建物の築年数をリセット、②リフォームの考え方をリセット(家と共に気持ちや暮らしをリセット)築30年から40年ほどの木造住宅は本物の無垢材を使用している可能性が高く、その構造部材を再利用して間取りの変更をして新築同様に仕上げる工法です。現代の新築の70%セント以上が集成材を使用しているのが現状です。集成材は狂いが少なく工事作業がしやすく、強度も1.2~1.5倍あると言われています。(山で生えてる木を1とする)それに比べてキッチリ乾燥した木材は2.5倍の強さのあることが実証されています。それと集成材はラミナという小さい木を寄せ集めてレゾルシノール系の 強力なノリで貼り合わせている新建材です。温度が上がると強力なノリから有害物質ホルムアルデヒドなどが検出され人体に大きな影響を与えます。アトピー、喘息などはこの現象です。その為に国は24時間換気を義務付けました。
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リセット住宅に興味があって来場されました。木がとても好きな方です。展示物の壁になっているのが耐震補強壁(SDパネル3.4倍)です。玄関・ホールの正面の壁の裏側になります。このスペースは、リフォーム前の和室8畳×2の通し間、ホール、広縁をひとつにして、採光、風通しの良い大空間LDK(38畳)としました。リフォーム前は北側の東面に食堂、キッチンがありましたので、昼間でも照明を付けて食事をしていました。ご主人のリフォームする第一希望です。以前工事した古民家再生のDVDをご覧になって、完成が楽しみですと言って帰られました。 ありがとうございました。
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御前崎市白羽 耐震補強(等級2)及び天然木リノベーション工事。解体工事が始まりました。築40年以上の建物です。増築を何回か繰り返した木造住宅です。このリノベーションをする1番の目的は、必ず来ると言われている東南海地震に備えての耐震補強です。等級1(1以上)よりもワンランク上の等級2(1.25以上)の補強計画となりました。2番目は、本物の無垢材を使用した大空間のリビングダイニングの暮らしがしてみたい!この2つが大きな理由です。令和7年までの補助金を利用して実現となりました。他にも風通しが悪い、暗い、夏はキッチンがとても暑くて料理するのが辛いなど日々の悩みを聴かせていただき、解決するためのプランを提案させていただきました。
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まず最初に産廃ボックスの設置場所を確保するためサンルームの解体です。南西にあるこのサンルームが、家が暗い、風通しが良くない原因になっていました。洗濯干し場として毎日使っていることでなかなか壊すという発想が出てきません。今回のリノベーションで間取り変更することでお思い切って別の場所に洗濯物干しのスペースを確保押し、南西側からリビングダイニングに採光と風通しを確保することができるようにします。そしてリビングダイニングから外にも出れるようウッドデッキとテラス屋根を設置していきます。そうすることで、日向ぼっこ、お孫さんとバーベキューなども楽しめるのではないでしょうか?
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既存和室6畳×2の通し間の南側です。和室2つを既存LDKとつなげてリビングダイニング38畳のスペースとなります。今までサンルームで採光、風通しが良くありませんでした。 サッシも当時のシングルガラスのサッシとは違い複層ガラスで三協アルミのマディオJを使用します。ガラスだけではなくサッシ枠まで空気層の設けた高性能なサッシを使用します。結露もほとんど心配ありません。
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ダイニングと奥が家事室のSDパネルの様子です。パネルの長さは2.8mほどになります。下は土台から、上は桁、梁まで届かないと耐震パネルになりkません。壁にパネルが連続で入っていくとパネルの枠が3cmの厚みがありますので4寸柱(12cm)を挟み込んで次のパネルの枠(3cm)が来ますので、4寸柱が両サイド3cmの枠が付き6寸(18cm)の柱になるわけですから強くなる訳です。連続になるとさらに耐力が増します。
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柱と柱に合板を上から貼る施工は2.5倍の耐力になります。2×4の考え方がこの施工に似ています。ただ地震が来て釘がちぎれると耐力は0になってしまいます。余震で倒壊する可能性が高くなります。それに比べてSDパネル工法は柱と柱の内側に施工する工法なのでねばり強くなります。筋交い補強のように点で支えるのではなく、4面で支える工法になります。
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ここはLDK30畳+和室8畳の大空間となります。既存の間取りは北側に食堂、キッチンスペースがあった為、日当たり、風通しの良い所にリビングダイニングを造りたいというのがお客様の第一希望です。既存のホール・廊下のスペースが広かったので、そのスペースを狭くしてLDKを広く取りました。 プランを考えるときはローかスペースはなるべく少なくしたいものです。